Menu

財団理事長 久代 登志男

理事長就任のご挨拶

このたび一般財団法人 ライフ・プランニング・センターの理事長に就任いたしました。当財団は、1973年に故日野原重明先生が設立し、「一人ひとりが与えられた心身の健康をより健全に保ち、全生涯を通して 充実した人生を送ることができるように共に歩む」との理念のもとに活動しています。2017年8月8日に理事長となった道場信孝先生の後任として、2019年6月24日から私が3代目理事長となりました。
故日野原重明理事長は、大規模な医療施設では実現が難しい、個々の受診者に寄り添った、柔軟で臨機応変な医療をライフ・プランニング・センターで実現したいと考えておりました。医療分野でも技術革新は目覚ましいのですが、一方で医療を受ける側は高齢化などのため多様になっています。医療を提供する医療者の価値観と、医療を受ける受診者の価値観の隔たりも大きくなっているように思われます。最新の科学的根拠に基づいた医療を、個々の受診者に最も適するように実践するためにはどうすれば良いのかは、医療全体の課題となっています。
ライフ・プランニング・センターの各組織では、故日野原重明先生の掲げた理念を実現することを通じて、医療を改善することができればと考えて努力しております。
これまでと同様に、皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

2019年7月吉日
一般財団法人 ライフ・プランニング・センター
理 事 長  久代登志男

 

所長就任挨拶 赤嶺 靖裕

令和5年4月1日から先代所長 久代登志男の後任として日野原記念クリニックの所長に就任いたしました。
近年、医療を取り巻く情勢が目まぐるしい変化を見せ、的確な経営判断を求められる中で、所長就任という重責を託されたことに身の引き締まる思いです。
当クリニックは聖路加国際病院の名誉院長であった故日野原重明が50年前に開設した財団法人の医療施設であり、港区三田で診療を開始しました。笹川記念会館建て替え工事に伴い、本年1月より港区高輪で再スタートを切ったところでございます。開設当初より、財団理念の「一人ひとりが与えられた心身の健康をより健全に保ち、全生涯を通して充実した人生を送ることができるように共に歩む」をもとに個々の受診者に最適な医療、情報を提供できるようスタッフ一同努力してまいりました。現在、日本は超高齢社会であり平均寿命、健康寿命(自立した生活ができる期間)ともに世界一(令和4年 WHO)です。平均寿命と健康寿命の差は「不健康な期間」といえますが、日本は国際比較調査においてこの差は小さくないことが指摘されています。この増悪因子として、肥満、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの関与が示されています。より充実した人生を送るために、この健康年齢の引き上げが医療の最重要課題だと感じており、より良質で適切な診療を実践していく所存です。また、受診者の方々に安心、満足していただくためには、職員にとっても働きやすく充実した環境を整える必要があると思います。その環境づくりも私の役割であると考えております。
今後も財団の理念に沿った最良の医療を求めて、スタッフ一同努めてまいりますので、ご理解、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

令和5年4月吉日
一般財団法人 ライフ・プランニング・センター
日野原記念クリニック 所長 赤嶺靖裕