スタッフ通信
コロナ禍の健康管理 光永 篤(消化器内科)
コロナ禍の健康管理
2020年3月11日、WHOにより新型コロナウイルス感染症のパンデミック宣言が出され、日本でも感染者が急激に増え自粛生活が長引く中で健診受診者が減っています。
特にご高齢者では健診先までの交通機関や健診先での感染を恐れるあまり健診を控えている方も多いようです。
このような状況で2020年度は健診をスキップされた方も多いと思いますが、一方でこの未健診期間が長引くことで、早期がんを見逃され進行した状態で発見されることも危惧されています。
悪性疾患以外にも高血圧や糖尿病と言った年齢とともに増加する疾患も早期診断治療がその後の生活の質を維持していくうえできわめて重要と考えられています。
ようやくコロナウイルスに対するワクチン接種も始まり、感染リスクの低減が期待されてきていますので、これからはコロナ以外の命に関わる病気にも再度、目を向ける時期に来ていると思います。
我々の施設でもコロナ感染予防に対する十分な対策をとって皆様をお迎えしていますので、特に健診間隔が開いてしまった皆様はこの時期にご自身の健康チェックを受けられることをお勧め致します。