適度な飲酒量はどれくらい!?

年末年始はお酒を飲む機会が多くなりますね。適度な飲酒量とはどれくらいなのでしょうか?適度な飲酒量は、体重・性別・年齢・アルコール分解能力により個人で違ってきます。厚生労働省が推進する国民健康づくり運動「健康日本21」によると、「節度ある適度な飲酒量」は1日平均純アルコール量で20g程度といわれています。女性はアルコール分解能力が低いのでその半量(純アルコール量10g程度)が目安です。

純アルコール量20gというのは、次のようにお酒の種類や量で違ってきます。

項目 純アルコール量 エネルギー量
ビール 20g 中ビン1本(500ml) 202㎉
発泡酒 20g ロング缶1本(500ml) 227㎉
ウイスキー 19g ダブル1杯(60ml) 135㎉
清酒 22g 1合(180ml) 196㎉
焼酎 20g 0.6合(100ml) 142㎉
ワイン 23g グラス2杯(240ml) 174㎉
缶チューハイ 20g 1缶(350ml) 182㎉

いかがですか?男性は1日平均純アルコール量40g以上、女性は20g以上摂ると、がん・高血圧・脳出血・脂質異常症などの生活習慣病のリスクが高まります。飲酒に関連する多くの健康問題の危険性は1日平均飲酒量とともにほぼ直線的に上昇することがわかっており、生活習慣病を防ぐためには飲酒量は低ければ低いほど良いことになります。健康を守るためには、適度な飲酒量を知り、週に2日は休肝日を設けましょう。また、いつも飲むお酒の一杯をノンアルコール飲料に替える、水と交互に飲む、空腹では飲まないなど工夫してみましょう。おつまみは、食塩や油の多いものより、大豆・魚・野菜中心のものがおすすめです。飲んだ後の夜食は太る原因になりますので控えましょう。

管理栄養士 西

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