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「食欲の秋」 ―食欲を上手にコントロールしよう―

清々しい秋の気配が感じられる季節になりました。「食欲の秋」ですね。秋が旬の食べ物といえば、脂ののったサンマや秋鮭などの魚類、松茸などのきのこ類、果物、お芋に栗、新米などがありますが、秋の食べ物は旨味が多く栄養も蓄えられています。ついつい食べ過ぎて太ってしまったとならないように、食欲を上手にコントロールして食べ方を工夫してみましょう。

食事の基本は「主食」「主菜」「副菜」を組み合わせた食事を毎食摂ることです。1日1食~2食では1日に必要な栄養素量を摂るのはかなり難しいため、1日3食の食事を摂ることが大切です。その中で色々な秋の味覚を摂り入れてみましょう。また、秋の味覚を使ったスイーツなどの誘惑が多いですが、食事以外の間食は1日200㎉程度にしましょう。

食欲をコントロールする太りにくい食習慣のポイントは①野菜・きのこ類、海藻類を先にたっぷり食べること②芋類や栗、カボチャ、ご飯などの糖質が多いものは食事の最後に食べること③よく噛んでゆっくり時間をかけて食べることです。

野菜から食べ始め、よく噛んでゆっくり時間をかけて食べると満腹感を感じやすくなり、食べ過ぎを防げます。よく噛むためには、軟らかい食べやすい料理ばかりではなく、野菜などの食材は敢えて大きくカットすることや、噛み応えのある根菜類、高野豆腐などの乾物、雑穀などの食材を使うことも工夫の一つです。

管理栄養士 西