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秋 の 食 養 生

秋は、夏の暑さで弱った身体を癒し体力を整え、冬の準備期間になります。

気候が涼しくなり空気が乾燥してきます。初秋は夏の暑熱がまだ残っているので「温燥」、晩秋になると冬の寒気が加わり「涼燥」となります。

これからの時期は、口や鼻、のど、皮膚、髪の乾燥や便秘などの症状が現れやすく、呼吸器系のトラブルが発生し、空咳・喘息などの症状がでやすいです。

爽やかな秋の季節が訪れると、大地は黄金色に変わり実りを収穫する時期を迎えます。秋は私たちにとっても実となる季節、いろんなことに興味をもち集中力を持って読書や芸術鑑賞、スポーツにグルメと、充実した楽しい日々を過ごしましょう。

夏は体温が高いため比較的遅く寝て早起きでよい季節でしたが、これからは早寝早起きの習慣をつけ、愉快な気持ちで過ごすように心がけましょう。

身体のエネルギーは食べ物です。色々な食品を取り入れましょう。

《 秋の食事のポイント〔香辛料は少量に〕 》

★ 初秋の残暑と燥には   (胡瓜・トマト・豆腐・貝類・牛乳・レンコン)

★ 晩秋の寒気と燥には   (もち米・くるみ・ネギ・生姜・黒ゴマ・蜂蜜)

★ 空咳、のど、皮膚の乾燥と痒み  (山芋・鶏肉・豚肉・貝類・梨・松の実)

★ 燥を解消の為、消化器強化  (米・キャベツ・芋・桃・鶏肉・牛肉・豆類)

【献立例】

・トウモロコシと山芋ごはん

・豚スペアリブの黒ゴマ煮(付け合せ茹ブロッコリー)

・白きくらげと胡瓜、松の実サラダ

・豆乳ゼリー桃添え

 

〈おすすめのお茶〉

・初秋は緑茶

・晩秋は紅茶

 

                   管理栄養士 富澤 順子